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2008年9月26日 (金)

高崎五万石騒動 西南戦争 鹿児島県資料

鹿児島県資料 西南戦争 第二巻

明治の初期、高崎の岩鼻に監獄がありました。
明治10年に西南戦争があり、薩摩軍と官軍が激しく戦いました。
日本人同士の最後の戦争でした。
官軍が勝利し、薩摩軍は捕らえられました。

この本には西南戦争関係国事犯懲役人の上申書がまとめられています。
薩軍は全国の監獄署に分散されて収監されました。その数、1045人。
群馬県には53人が収監されました。

丸茂元治郎は明治2年、高崎城下で減税運動に奔走。
(この運動を『高崎五万石騒動』と言います。)
捕らえられ、10年の刑で岩鼻の監獄に入牢していました。
そこへ、肥後の国から鬼丸源作が西南戦争の国事犯として
送られてきました。
鬼丸は1年の刑期でした。
元治郎と一緒に岩鼻の監獄で過ごしました。
できたての国に刃向かったとして捕らえられた二人は
心が通じるところがあったのでしょう。

鬼丸は元治郎より早く出所になりました。
その時、鬼丸は元治郎に
獄中でのことを狂歌にして渡しました。

昭和40年4月、元治郎の生家を建てかえるために
江戸時代に建てられた茅葺きの家を解体しました。
手伝いに行っていた私は玄関先に投げ出されていた
和綴じのちいさな冊子に気付きました。

それが、鬼丸から元治郎に渡された狂歌だったのです。

熊本県の文化課に昨年、鬼丸源作についての問い合わせをしました。
住所を調べて確かにその人物がいたことが分かりました。
そして、
「『鹿児島県資料 西南戦争 第二巻』に国事犯の上申書が
まとまっているので、その中に鬼丸の上申書があるかも知れません。
そして、その本は群馬県立図書館にあります。」
と教えていただきました。

平成20年9月20日、
群馬県立図書館で『鹿児島県資料 西南戦争 第二巻』を
借りてきました。
家に帰ってゆっくり開きました。
群馬県は上26人、下27人、の上申書。
下の13番目に鬼丸源作の文字。
約1ページに渡って書かれています。

鬼丸さんの狂歌に出会ってから
43年かかりました。

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