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2011年11月19日 (土)

蚕影様物語(こかげさんものがたり)

会場 箕郷文化会館

開演 13:30~

原作 森田哲夫

脚本・演出 岡本優子

この物語は明治20年(1887年)5月23日
旧群馬郡を襲った60センチにもおよぶ降雹で
柏木地区の桑畑が大打撃を受けた。
養蚕農家が受けたその惨状を後世に伝えようと
2001年、箕郷地区の人々が中心になって
劇化したものであった。

幼児から小学生、そして中学生も参加していて
好感が持てた。

桑の葉を枝からもいだり
蚕に桑をやったりする姿を見て、
自分が子どもの頃
父母の実家で養蚕の手伝いをしたことを
思い出した。

降雹で桑畑が全滅し、
蚕が飼えなくなった村人は
寺の土地に大きな穴を掘り
そこにおこさま(蚕)を
埋めた。
そこに建てた碑が
蚕影碑(こかげひ)だ。

プロローグは
降雹をイメージさせる
和太鼓の演奏。
その太鼓の間を駆け回る
白装束の幼児達。

劇は元養蚕教師夫婦が
その碑を訪れるところから
始まった。

明治20年当時の
蚕農家の生活。
予想以上に
時間をかけて
細かく表現していた。

60センチもの降雹。
光と音を使って
象徴的に表現。

降雹に依る若者の死。
死体を中心に
悲しむ村人の演技は
見事だった。

上手で
寺に掘った穴に
蚕を生きたまま埋める。
村人は
般若心経を唱える。

照明が
下手に移ると
最初の場面の
桜咲く蚕影碑が現れ
幕となった。

この劇の脚本と演出は
高崎市民演劇で
舞台監督をしている
岡本優子さん。

柏木沢に伝わる
悲惨な歴史を
後世に伝えるため、
地域を挙げての
劇作りをしてこられた
岡本さんの
パワーに
大きな拍手を贈った。

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コメント

いちじんさん、何気なく見ていたらこの記事を見つけました。わたしは、この「蚕影様物語」のスタッフをしている者ですが、このように内容を詳細に紹介していただきありがとうございます。
この記事を岡本さんに見せたら大変喜ぶと思います。
この岡本さんは、この他に「みのわの里のきつねの嫁入り」も行っていますので、そちらの方もよろしくお願いします。私も同じくスタッフをしていますが・・・!
 8/26(日)に榛名湖で「出前行列」を行いますし、9/30(日)がきつねの本番です。
よろしかったら来てください。

投稿: 原澤 佳市 | 2012年6月 5日 (火) 13:10

お読みの上、コメントまで頂き
ありがとうございます。
地域の歴史を残す活動に参加されて
おられるとのこと
見習いたいと思います。

また、狐の嫁入りの御案内を
ありがとうございます。
ご活躍をお祈り致します。

投稿: いちじん | 2012年6月 5日 (火) 14:50

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