« フェルメールの思い出 | トップページ | 知床方面の旅(予定) »

2012年7月 2日 (月)

ヒグマ対処法

以下は知床自然センターのHPの

ヒグマ対処法のコピーです。

Step1

ヒグマに会わないようにする。

「音を鳴らすだけでなく…」

鈴・ラジオは人の存在を知らせる有効なアイテムですが、

周辺の音を聞き取りにくくするものでもあります。

音を鳴らすのと同じくらい、

周辺の音や気配を感じ取れるよう気を付けてください。

互いに気付きづらい状況では常に周囲に気を配る

以下の状況では、常に周囲に気を配り、

普段以上に音を鳴らす!

場合によっては活動中止を判断する。

  • 見通しの悪い林内、ササ地などの草藪:人もクマもお互いを視認しづらい。
  •   ・ 霧や日暮れの時間帯、夜間や早朝:人もクマもお互いを視認しづらい。
  •   ・ 川沿い・風の強い日:川や風の音で人もクマも互いの存在に気付きづらい。


  •   ・ 雨の日
    :音が通りにくく、お互いを視認しづらい。クマの臭覚も鈍る。
  • Step2

    ヒグマが頻繁に利用する場所を避ける!

    知床では、ヒグマが何処にいても不思議ではありませんが、

    彼らは季節によって食べる物を変え、

    それに伴い利用する場所も変化します。

    季節毎のヒグマの利用地域を知ることは、

    遭遇を避ける重要な情報となります。

    〜初夏(セリ科など草本・ミズバショウ・シカ新生児)〜

    3月:早い個体は冬眠から目覚めます。

    この時期、彼らは海岸に近い斜面や標高の低い沢沿いなど

    雪解けが早く、フキやセリの仲間の草が真っ先に生える場所をよく利用します。

    またこの時期、冬を越せずに自然死するシカが多く、

    その死体を探して食べます。

    このため、シカがよくいる場所はヒグマがいる可能性は高いので注意が必要です。

    「シカの死体には絶対に近づかない!」

    ヒグマはシカの死体など一度に食べきれない大きな餌を手に入れると、

    土や木の枝葉などの周りにある物をかぶせて隠し(土饅頭)、

    しばらくその場に居座ります。

    土饅頭に近づくと、餌を守るためにクマが攻撃してくることがあります。

    シカの死体の近くにはクマが潜んでいる可能性があるので、

    絶対に近づかないようにしましょう。

    5〜7月:ミズバショウを食べに水辺近くのミズバショウ群生地を利用。

    6〜7月:生まれたばかりのシカを食べに、開けたササ地や草地など、

    シカが出産する場所に出没します。

    ワラビ採りの方は注意してください。

    「山菜採りの方へ」

    雪解け後、早くに芽吹く草本類は、ヒグマの大好きな餌のひとつです。

    山菜採りに適した場所は、ヒグマもよく利用します。

    はち合わせしないように、周囲に注意しながら、

    鈴などを持って歩きましょう。また、なるべく一人で入らないようにしましょう。

    夏(アリの巣・高山植物の実)

    8月:アリを食べに開けた草原、道路脇、登山道沿いの

    アリの巣が密集している場所に出没します。

    8〜9月:高山植物の実(ハイマツ、ガンコウラン、コケモモ、オオバスノキ、クロウスゴなど)

    を食べるため、標高の高い地域にもヒグマが現れます。

    登山道沿いにこれらの実がなっている場所は注意しましょう。

    ヒグマが突進してきた場合の対処法

    状況1 距離が離れていた場合

    ① 距離100mクマがこちらに気付いていない

    気付かれないように、その場から離れましょう。

    ② クマがこちらに注目 or 気付いているがこちらを無視している

    クマの様子をみながら、静かにゆっくりと、その場から離れましょう

    ③ ゆっくりと近づいてくる

    人間だということを知らずに来ている可能性があるので、

    クマに人間だということを知らせるため、

    石や倒木などに上がり、大きく腕をふりながら、穏やかに声をかける。

    「子グマには近づかない!」

    親が近くに必ずいます。

    不用意に近づけば、

    我が子を守るために母グマが突進してくることになります。

    子グマに近づくのは絶対にやめましょう。

    ④ こちらに気付いていて、ゆっくりと近づいてくる

    非常に稀ですが、上記の行動をとっても接近をやめない場合、

    興味本位または捕食目的で近づいている可能性もあります。

    車内や屋内、なければ木の上などに退避しましょう。

    さらに距離が50m以内でクマが明らかに人を意識しながら接近を続け、

    逃げ場がなく、逃げ切れそうになければ、

    強気に対応しましょう。

    倒木や石の上に立ち、自分を大きく見せ、

    大きな声と音をたてて威嚇しましょう。

    2人以上いるときは、まとまって行動しましょう。

    クマスプレーを持っていれば、噴射の準備をしましょう。

    その他、棒など武器になりそうなものを手にとりましょう。

    状況2 突発的な遭遇!距離20〜50m

    ① クマがのっそりと立ち上がる or ひょっこり出てきた場合

    あわてずにゆっくり両腕を上げてふり、

    穏やかに話かけながら、

    (万が一の突進に備えて)クマとの間に立ち木などが来るように、

    静かに移動しましょう。

    クマが立ち上がり、または四つんばいのまま、

    鼻をヒクヒクさせる行動は、相手を確認するためのものです。

    ② 上記対応を行っても、クマがこちらを無視している場合

    上記の行動に加えて、クマから目を離さないように(ただしにらみつけずに)

    ゆっくりとクマから離れましょう。

    ③ 上記対応を行っても、クマが立ち去らない場合

    立ち去らない理由(子グマやシカの死体など)がないか、

    付近を冷静に観察し、ゆっくり離れましょう。

    急な動きはクマを興奮させるので避けましょう。

    こちらがいつまでも動かずにいると、

    敵対行動と受け取られる可能性があります。

    状況3 突発的な遭遇!距離20m以下

    ① 落ち着いて。静かに。走らない!

    とにかく、突発的に走って逃げるとか、

    大声でわめくような行動は、

    ただでさえびっくりしているクマを更に怯えさせ、

    ストレスのあまり防衛的な攻撃に移らせる可能性があります。

    落ち着いて。

    静かに。走らない! ゆっくり両腕をあげて振り、穏やかに話しかける。

    すぐそばに障害物(立木など)があれば、

    可能ならクマとの間にそれを置く位置関係に静かに移動(注:万一の突進に備えて)。

    クマスプレーがあれば準備しながら…と言いたいが、

    多くの場合、そんな余裕はない。

    ほとんどの場合、唖然として立ちすくむと、

    とたんに、クマが全速力で逃げていきます。

    「走って逃げると…」

    ヒグマは素早く動くものに反応します。

    あなたが走って逃げると後を追いかけてくるかもしれません。

    ちなみに、ヒグマは時速60kmで走ることが可能です。

    状況4 クマが突進してきたら

    ① 威嚇突進の場合

    まず落ち着きましょう。

    突進の多くは、威嚇突進行動(ブラフチャージ)です。

    クマは相手に突進しても途中で止まり、

    激しく地面を叩くなどした後に、後退する事が多いのです。

    この場合、穏やかに声をかけながら、

    クマとの間に障害物を置くようにゆっくり後退しましょう。

    *クマスプレーがあれば、噴射準備。

    突進している時点では、威嚇のための突進と、

    本当の攻撃の突進と見分けることはできません。

    ブラフチャージを受けた際の対応と、

    本当の攻撃を受けた際の対応は異なってきます。

    攻撃された場合は

    被害を少なくするために

    身体を地上にうつ伏せにして、

    両手を首の後ろに廻し

    背中はリュックで守る。

    兎に角

    ヒグマに遭遇しないことだ。

    |

    « フェルメールの思い出 | トップページ | 知床方面の旅(予定) »

    コメント

    いやー、たしかに遭遇しないのが一番みたいですね。
    知床、気を付けてお出掛け下さい。

    投稿: 迷道院高崎 | 2012年7月 3日 (火) 08:59

    ヒグマ撃退スプレーを
    腰に付けて羅臼岳に登りましたが
    幸いヒグマには出合いませんでした。
    羅臼岳の頂上で
    直ぐ後から登ってきたのは
    高校生二人とガイドでした。
    そのガイドから
    大沢の雪渓を登っている時
    三ツ峰の雪渓の方へ登っていく
    ヒグマを見たと聴き
    ちょっと緊張しました。

    帰りには
    その3人に
    わたし達がヒグマに間違われてしまう
    ハプニングが
    ありましたが
    無事下山できました。

    駐車場に戻って一安心。
    あまりにも緊張感が
    解き放されて
    ストック片方
    そこに置いたまま
    宿に帰ってきてしまいました。

    投稿: いちじん | 2012年7月10日 (火) 05:56

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)




    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/183945/55106275

    この記事へのトラックバック一覧です: ヒグマ対処法:

    « フェルメールの思い出 | トップページ | 知床方面の旅(予定) »